人間がエルフになれる日が来る??

以前から気になっているテーマがあった。
「不老」についてである。

あえて「不死」を外したのは、生物が死なないというのは、自然の摂理から考えても不自然かつ不都合だと筆者が感じているからである。

【アンチエイジングは不死とは別】

地球上に住める空間も限られてくるし、新たに生命が誕生するのに、死なないのは一方通行で、食物連鎖も含む自然のサイクルのバランスが崩れてくる…など例をあげると限が無い。

話は少しそれるが、これについて筆者がちょっと興味を持った事例が漫画や作品にあった。

まずは、鳥山明氏の代表作の『ドラゴンボール』である。

願を叶えてくれる対象(ポルンガや神龍)に悪役が不老不死を望むシーンが度々登場する。ピッコロ大魔王を始め、ベジータやフリーザである。

ここで興味深いのは、ピッコロ代魔王は、若返りを願うが不死は願っておらず、ベジータも当初は、不老不死を願っていたが、作品の後半では、その気になれば、チャンスがあったのに、不老不死を願っていないのである。

フリーザだけは、不老不死を願っていたが眼前でかなえられず、最終的には滅びている。
作品の進行のバランスで不老不死にしてしまうと不都合だかという理由からだろうが、
時間が経過する設定の作品や漫画では、不死は、基本的には不都合なんだなと思う。

不老不死となると他にも興味深い作品がある。

不老不死となると、J・R・R・トールキン原作のピーター・ジャクソンが監督を務める
『ホビット』や『ロードオブザリング』などのファンタジーでおなじみの「エルフ」という種族がいる。

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ちなみに、『ホビット』については、最新作『ホビット 決戦のゆくえ』が
今年の年末、2014年12月13日(土)に全国ロードショーされる。

このシリーズの設定が少し興味深い。
エルフは想像上の生物であり、彼等も普通に暮らしていれば、自然死はしないもの怪我や事故などで死ぬのである。

また、この物語に出てくる精霊(魔王サウロンやガンダルフ、サルマンなど)も不死であるが、エルフと同様に、戦いなどで死ぬことがある。

上記の作品の例を見てみても、不死という設定はあるものの、不老不死の生物でも死は存在するが、不老については若返りや不老のままで存在できることは可能な設定になっている。

道徳や倫理的な面や精神分野からみると、不死は都合が悪い。
エルフのように死が可能であっても、死ぬ時は、自殺扱いになるかもしれないし、
天寿をまっとうできないかもしれないからである。

不死だと、天災など、例えば崖崩れで閉じ込められても永遠とそこで生き続けることもありえる。
永遠にその空間に留まるほど辛いものはないと思う。

今注目されているアンチエイジングも若返りを含む不老が最終目的であることだろう。
不死については、必ずしもアンチエイジングに含まれるものではなくて、あえて含むとしても
「エルフ」のような設定で留まると筆者は考えている。

【実際に不老は可能なのか?】

このテーマに真剣に取り組んでいる人がいる。

英ケンブリッジ大学研究員で老年医学を専門とするオーブリー・デグレイ博士である。
彼のテーマには不死も含まれるがそれは、不老・若返りの措置を繰り返し続けることで寿命を
延々と伸ばすという理論である。

『現代ビジネス(賢者の智恵)』のインタビューでオーブリー・デグレイ博士は、こう答えている。

「歳をとること、そして病気になること—これは、まさに人類最大の問題です。毎日10万人もの人々が、老化によって死んでいく。私が不老不死の研究を始めたのは、それを何とかしたいと思ったからです。

 研究を始めた当初、私の考え方はあまりに突飛だったので、多くの研究者に否定されました。しかし10年あまりの研究で、徐々に主張が理解され始めました。現在は20人もの著名な科学者の賛同を得ています」

【現存する不老不死の生物】

実際に、不老不死といわれる生物が極めて稀であるが、我々の世界にも存在する。
①ベニクラゲ(Turritopsis nutricula)と、
②ヤワラクラゲ(Laodicea undulata)というクラゲである。

普通のクラゲは有性生殖の後は死ぬが、①と②のクラゲは死なずに、
再びポリプ(幼生の時の形態:イソギンチャクのような形)に戻る。

つまり、生活環を逆転させて若返っているのである。
その結果、老化による自然死した個体は見つかっておらず、個体としての死を免れているのである。

また、不老まではいかなくても、世界一長寿の木であるイガゴヨウ(ブリッスルコーンパイン Pinus aristata)という松は5,000年も生きられる。現存するものでは、樹齢は4,700年とも言われ、
米国カリフォルニア州、アリゾナ州などに分布している。

2,500万年も生きている真正細菌もいる。

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