至極のバスタイム。酒風呂で心も肌も身体もきれいに

酒 風呂
『酒風呂で 心身共に 美しく 穢れも祓えて 禊の如し』というマイナーな和歌がある。

「日本酒をお風呂に入れれば、身体も心も綺麗になり、邪気まで祓えて禊ぎのようだ。」という
意味で、日本酒は、毛穴の汚れも取れやすくなり、肌を美しくみせる(美肌)事だけでなく、身体も温まる。
また、気の流を整えるので、邪気といったものも取り除けるという。

詠み人は、キュウちゃん…
…まぁ、そんなことは、どうでもいいか。

酒風呂とは、入浴剤のように、純米酒(約900ml程度)をお風呂に入れた入浴である。
※筆者のやり方は、純米酒の量や混ぜるものなど、少しアレンジしてあるので後述します。

「お風呂にお酒を入れるなんて、もったいない」とか、「ベタベタする」、「酒に弱い人は酔うのでは?」
という意見もありますが、実際やってみると、そういった心配は無用。

酔うこともなく、体も程よく温まるし、爽快感がある。

酒風呂を愛用している人は、大昔からいており、一日の疲れも取れるし、よく眠れる。
毎日続けると肌も白くツルツルになったり、肌のトラブルもいつのまにか解決されていたりと
様々な報告がある。

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酒風呂は、肌を美しく魅(み)せる

筆者は、肌が白くツルツルで、シャワーの水も水玉のように弾くのを経験している。
それ以外にも美肌に良い食生活をしているので総合的に、結果が上記のようになった
といえるが、酒風呂の影響が大きいと思う。

理由は、湯舟に浸かっている部分とそうでない部分の差があるからである。
それは首や頭部の肌の状態と、胴体から足先の肌の状態が違うのである。
湯舟に浸かっている部分は、「肌が白くツルツルで、シャワーの水も水玉のように弾く」
そうでない分部は、普通なのである。

それを裏付けるような…話?

それは、筆者のバディ..身体を他人に診られた時の事で、
とある鍼灸院にて「鍼灸施術を中心とした勉強会」に参加したときの事であった。
(「西式甲田療法」などの食事療法を勉強するための意味も含む)

鍼灸師やリハビリ関連の先生達(理学療法士など)が集まっており、手を当てて身体の状態や
脈拍などを診ていく「触診(手当て)」の研修を行う時に、筆者が、被検体になったのである。

施術なので、モザイクのかかりそうな部分以外は、おおよそ裸になるのである。
うつ伏せの姿勢や仰向けなど体勢を変えていく、その施術者の中には、初対面の方もおられたので
恥ずかしさと照れがあった。

磁気治療や気孔のような手当てなどもしていただき、非常に気持ちが良かった。
その際に、頭部、上半身や足の部分に触れながら内蔵の具合や脈などを診ていくのだが、
筆者の肌の状態を見て、「綺麗!女性よりも綺麗と思う。」と同時に褒められた。

一瞬、驚いたが少し嬉しさもあった。

「綺麗」といわれたのは、普段は衣服で隠れている肩から下にかけての部分なので、
言い換えると、入浴時に、湯舟に浸かっている部分になる。
今振り返ると、「日本酒を使った酒風呂の効果だったんだな。」と改めて思った。

この勉強会は、こういった施術の研修以外にも、健康の体操や教科書を読みながらの講習や
治療などの情報交換や打ち合わせ、院内の掃除などもあり、筆者の待ち時間が発生してくる。

その隙間時間に、何気なく院内を見渡してると、面白そうな書籍がいっぱいある本棚が目についた。
病院や医療施設の待合室などに、待ってる間に読めるように置かれてあるのと同じだろう。

筆者がその中で特に気になる本があった。
それが下記の『マンガで読む酒風呂健康法―心も身体も元気になる!』(監修:早島妙瑞/漫画:奈知 ゝ子)という書籍。

マンガで読む酒風呂健康法―心も身体も元気になる!

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筆者が、この本に出会ってから4年近くになる。

筆者がこの本を気になった経緯は、自分が何気なく今まで入浴時に日本酒を入れていた習慣があり、
そうした方が肌の調子や体調に良いという感覚があったためである。

筆者の経験では、「肌の弾力やみばえが美しくみえたり、身体の余分な油分や汚れが
石鹸よりも程よくとれる。また、身体が軽くなった爽快感や筋肉痛や骨折後の後遺症的な痛みなど
和らぐ。」という自覚はあった。
だから、この書籍の「酒風呂健康法」という方法が実際あったのに驚いたのである。

読んでいると「あ、これいつもやってる。なるほど、そういうことか!」など共感が持てる
部分があったので内容に引き込まれていった。

新たな発見も含め、何気なく自分がやってた習慣に「論理的というか裏付けができた」のである。
例えるなら、筆者は数学者や数学の専門家でもないが、自分の疑問や仮説が
証明できた時の快感のようだ
といえるのかもしれない。そういう嬉しさを含む瞬間だった。

内容は主に漫画で構成されており、酒風呂のエピソードが
1ずつ(ショートショート形式:Short short)描かれてている。

舞台が主に時代劇(平安時代や江戸時代など)の内容である。

どのエピソードも確か、桃仙人?(記憶が曖昧;)という仙人が雲に乗って
悩める人の元へやってきて酒風呂をすすめるという形で始まり、
その結果、ハッピーエンドになるという形式。

・酒を扱う商人が、入浴時にお酒を入れてると、様々な問題が解決されて良くなったという話。
・酒風呂をしだすと元気になって、性格も明るくなった話。

といった、1つのエピソードなので、多少の着色(アレンジ)や演出があるかもしれないが、
実際にあった話を元にしてるのだろう。

友人を待っている間では、この本を読破する時間が足りないので、
「どこで購入できるかな」と考えていたら、そこの院長が「持ってかえっていいよ。」と
快く承諾してくれたのでお借りする形になった。

この本では、酒風呂がいかに素晴らしいかという事が書かれてある。

酒風呂のやり方

1.純米酒(米だけで造った酒も含む)を 300ml~900mlを入れる

安価な純米酒でも2Lで850円位はするので、900mlは約1Lだから、
一回の入浴で純米酒代が425円になる、400円を超える入浴剤と考えたら高い。
筆者は、基本は、半身浴にしているので、湯はりは通常の半分ですむため、
450ml以下
で抑えている。300ml以上あれば、いいだろう。

2.天然の食塩(粗塩など)を一握り(自分の手のひらに乗るくらい)入れる

入れすぎると海水浴した後のように身体がベタベタするので適量で。

「海水」でつくった塩に限る。塩のラベルを見ると「原材料:海水」と書かれている。
また、「海水」に加えて、天然の「にがり」など、入っているものでも良い。
要するに化学的に精製されてない塩で、海水の成分が残ってる状態が理想的。

国内産がおすすめ。
原材料に、メキシコやオーストラリア、モンゴルなど外国産を用いている
天然塩も多いので、産地が日本の海水で造っているかラベルを要ご確認!

国内産にこだわるのは、日本人の身体に合うからだとは断言できないが、
水の例でいうと、自分が生まれた時か胎児期の時に、母親(母胎)が摂取していた水(地域の水)が
美味く感じたり、落ち着くという話を聞いた事があり、これと同じかもしれない。

製法や風土も異なるためか、外国産の天然塩より国産の方がスッキリする。

理想は、「神宮(伊勢神宮)」の神饌ように、昔の製法で、海から造った塩。
海水を浜辺近くの「塩田(えんでん:塩を溜める所)」に、海水を何度も流し込んで
塩分濃度を上げていき、乾燥させて塩を造っている。

「神宮(伊勢神宮)」の塩は「御塩」という。そのままでも食べれるのである、しかも美味い。
赤みがかかった色で岩塩のように硬く三角錐(さんかくすい)形に整えられて造られている。
生産場所は、「夫婦岩」で有名な三重県伊勢市二見町にあり、御塩殿神社(みしおどのじんじゃ)という
「神宮(伊勢神宮)」の神饌の1つの「塩」を造る神社で造られている。

「御塩」は「神宮(伊勢神宮)」の祭祀で用いられるが、市販されているものがある。
興味がある方は、内宮(皇大神宮)や周辺の「おはらい町・おかげ横丁」へ行けば入手できるかもしれない。
筆者は、「おはらい町・おかげ横丁」で見かけた記憶がある。

また、普通に市販されているものとしては、「神宮(伊勢神宮)」の「御塩」と同じではないが、
旅館「岩戸館」の女将が体調不良がきっかけで造りはじめた「岩戸の塩」がある。
産地も同じで、神宮の造り方を意識しているという。

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価格は高い!ので、酒風呂には勿体無い気もするが、自宅の神棚や祝い事などに供えるのに用いて、
お下がりとして、食べる又は、身体を清めるようなつもりで少し風呂に入れるかに使えると思う。

3.天然水(井戸水、涌水、市販の天然水など)を好みの量を入れる

量は、コップ1杯~2L以上でも、好きな量でOK。
住む環境によっては、井戸や近くに涌水が汲める方もおられるし、都会住まいなら遠方へ汲みにいくか
市販の天然水を購入する手段になると思う。だいたい、純米酒と同じ量でいいだろう。
300ml以上あればいいと思う。

4.ヒノキの精油を3~5滴いれる

これは、筆者が勝手にやっているだけであるが、酒風呂とヒノキの精油は非常に相性が良い。
ヒノキの精油は、檜のエッセッシャルオイル(天然100%)のアロマオイルのことである。

これも日本産に限る、海外のヒノキは種類が違い、香も成分も異なる。
例えば、変種の「台湾ヒノキ」や「西洋檜(英: Cypress、サイプレス)」など。

日本産は奈良県の吉野や木曽地方の檜がおすすめ、両者は香が良い。
筆者の使用した感覚でいうと、

・木曽ヒノキは、香がとても良いが、デタベタする。
・吉野ヒノキは、香も程良く、ベタベタしにくい。

という特徴があった。
ヒノキの精油は入れすぎると、酒風呂の香が消えてしまうし、
ヒノキのオイルで多少ベタ付くので、3~5滴(精油1滴は0.05ml)が最適だと思う。

ヒノキの精油のオススメは、下記のもの。
国内産で、容量も30mlあるのでかなり余裕をもって使える。
注意点は、使っているうちに、キャップ周辺がヤニのようにベタつくところ。

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国内産は香が良く、森林浴しているような感じがする。
酒風呂に入れると、カラダと心が洗われるような癒しと爽快感がある。
ヒノキの精油は香だけでなく、殺菌・浄化作用があるので、皮膚のトラブルなどにも有難い存在。

酒風呂に使用の日本酒についての補足

酒風呂のやり方の絶対条件は、「純米酒」か「米だけの酒」に限る。

清酒では充分な効果が得られないからである。
また、焼酎やビールは、米由来ではないので論外である。

酒風呂に適したお酒とは、原材料が「水」以外に


米麹(米こうじ)

上記の2点のみで作られているお酒の事である。

例外として、上記の2点に加えて、日本酒の製造過程で純米酒を混ぜるものもあるが、
これも「米」のみで構成された結果になるので、酒風呂に使える。

酒風呂に使えないのは、「醸造アルコール(じょうぞうアルコール)」などが含まれている酒である。
これは、「醸造アルコール(じょうぞうアルコール)」は米由来ではないので、普通の清酒になるためである。
「清酒」は、名酒や美味いか上質かどうかは関係なく、これは酒風呂には適さない。

酒風呂は、原材料が「米」と「米麹(米こうじ)」で造られてていれば良いので、
日本の法律(「清酒の製法品質表示基準」)で「純米酒」という基順に
達していない
酒でも良い。

要するに、「米だけの酒」などと名前が描かれた酒の事である。
このタイプのお酒は、法律により、必ず「純米酒ではありません」と明記されている。
効果は、酒風呂の効果としても「純米酒」とほぼ同じであり、
純米酒よりも価格も少し安く、筆者もおすすめである。

要するに、「米」と「米麹」などの”米由来”の原材料のみで造られていれば良い。
酒造には水が不可欠なので、「水」も原材料に含まれるが、
当たり前なので、あえて記載しない。

実際に、筆者も含む様々な方が実験したが効果が感じられなかった。
勿論、『マンガで読む酒風呂健康法―心も身体も元気になる!』にも、純米酒と書かれてある。

純米酒について

国税庁の「清酒の製法品質表示基準」でいう、「純米酒」とは下記の3項目である。

(1)使用原料は「米」と「米麹(米こうじ)」(白米にこうじ菌を繁殖させたもの)のみ

(2)こうじ米(米麹用の米)の使用割合が15%以上
 ※以前は「精米歩合70%以下」という条件があったが改正後は削除された。
(70%以上でも純米酒の品質に匹敵するものが製造できるようになったため)

(3)農産物検査法で3等以上に格付けされた米を使っている
 ※等級は、「特上、特等、1等、2等、3等」までの5等級がある。
 等級のそれぞれの品位に適合しない醸造用玄米であって、
 もみ及び異物(穀粒を除いた他のもの)を50%以上混入していないもの。

「清酒の製法品質表示基準」について

平成元年11月に「清酒の製法品質表示基準」(国税庁告示第8号)が定められ、平成2年4月から適用。
平成15年10月31日に「清酒の製法品質表示基準」の一部が改正され、平成16年1月1日から適用。

国税庁のホームページにわかり易く説明されてあるので一部抜粋します。

精米歩合70%以下の要件に該当しない白米、米こうじ及び水を原料として製造した清酒(いわゆる「米だけの酒」)であっても、
純米酒の品質に匹敵するものが製造できるようになりました。

 このため、市場においては、いずれも米、米こうじ及び水を原料とした「純米酒」と「米だけの酒」が並存することとなり、その内容の違いが消費者の方にとって分かりにくい状況となっており、また、製造者においても、その特徴について客観的な説明をすることが困難な状況となっていること等から消費者の方の商品選択を保護し、消費者利益に資する観点から、国税審議会の答申を受け、平成15年10月31日にこの表示基準の一部が改正されました。

精米歩合とは

 精米歩合とは、白米のその玄米に対する重量の割合をいいます。精米歩合60%というときには、玄米の表層部を40%削り取ることをいいます。
 米の胚芽や表層部には、たんぱく質、脂肪、灰分、ビタミンなどが多く含まれ、これらの成分は、清酒の製造に必要な成分ですが、多過ぎると清酒の香りや味を悪くしますので、米を清酒の原料として使うときは、精米によってこれらの成分を少なくした白米を使います。ちなみに、一般家庭で食べている米は、精米歩合92%程度の白米(玄米の表層部を8%程度削り取る。)ですが、清酒の原料とする米は、精米歩合75%以下の白米が多く用いられています。特に、特定名称の清酒に使用する白米は、農産物検査法によって、3等以上に格付けされた玄米又はこれに相当する玄米を精米したものに限られています。

こうじ米とは

 こうじ米とは、米こうじ(白米にこうじ菌を繁殖させたもので、白米のでんぷんを糖化させることができるもの)の製造に使用する白米をいいます。
 なお、特定名称の清酒は、こうじ米の使用割合(白米の重量に対するこうじ米の重量の割合をいいます。)が、15%以上のものに限られています。

醸造アルコールとは

 醸造アルコールとは、でんぷん質物や含糖質物から醸造されたアルコールをいいます。
 もろみにアルコールを適量添加すると、香りが高く、「スッキリした味」となります。さらに、アルコールの添加には、清酒の香味を劣化させる乳酸菌(火落菌)の増殖を防止するという効果もあります。
 吟醸酒や本醸造酒に使用できる醸造アルコールの量は、白米の重量の10%以下に制限されています。

「醸造アルコール」は、でんぷん質物や含糖質物から醸造されたアルコールになるため、
米が原料でなくても良いことになるので、現状では、サトウキビの搾りかすが多用されている。

以上の理由から、「純米酒」または「米だけの酒」は酒風呂に最適であり、「醸造アルコール」を添加した時点で
米のみで造った酒ではなくなるので、清酒は「醸造アルコール」を含むために酒風呂には不可である所以である。

「純米酒」または「米だけの酒」と「清酒」の簡単な見分け方

下記のように、日本酒の銘柄(名前)に「純米」と書かれているか否かである。

・純米酒
・純米吟醸酒
・純米大吟醸酒
・特別純米酒

↑純米酒は、恐らくこの4種類だと思う。

↓これに「醸造アルコール」が加わると、「清酒」になる。

・吟醸酒
・大吟醸酒
・本醸造酒
・特別本醸造酒

最後に、今回紹介したものを載せておきます

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